2012年4月29日日曜日

シャドージャックアーマー




男に生まれたなら、誰しも「肩にキャノンを装備」したり、「鎧を着込んで」みたりして何かと戦ってみたい‥
そんなメラメラと燃える男の装着リビドーを満たすこの一体!




というわけで機甲警察メタルジャックより、シャドージャックアーマーです。
映像作品についてはほぼ未見なので、玩具のみの紹介となります。


僕が小学生の頃、「星矢」のセイントクロスが流行りました。
今でもあの玩具はとても良いと思うし好きですが、星座を模した「オブジェ形態」を再現するために、専用台座にクロスをセットして‥という仕様に少なからずガッカリしたのも事実。

‥それから数年後、タカラより専用台座を必要とせずヨロイを組める当シリーズの玩具がリリースされましたが、管理人は既に中学生。オモチャへの感心を失っていたのでありました。
そして更に約20年が経過。この玩具を手にし、その完成度に唸ったのでした。


シャドージャックアーマーへと変形するロボット「ボルター」と素体となる「ジャックスーツ」のセット。ボルターを三つのパーツに分割し、素体へ着せて行きます。
こういった装着系の玩具って、男の為のリカちゃん玩具みたいなものなのかな。




足は素体とアーマーの凹凸ジョイントでガッチリホールドされるため、管理人の嫌いなパーツポロリは皆無と言って良いでしょう。こういう遊びやすさを追求した作りに非常に好感が持てます。



上半身は素体の両腕を後ろに回すことで、装着後の腕の可動の制約を無くしています。素体の腕は隠れる様に作られていて、理にかなっていると思います。
上半身も腰のアーマーでガッチリホールド。とにかく気が利いています。




今の目で見てもプロポーションは良好だと思います。リアルさとオモチャっぽさが残っていて、個人的にはかなり好みのデザインですね。ハの字立ち出来るというのは重要なのだなあ。





「気に入ったら同じ物でも複数買う」という管理人の行動はこの玩具においても例外ではなく、2個買ってしまいました。なので肩x2、腕x2という装備も可能に。




脱着の多い箇所(ボルターの足の付け根)は、摩耗の対策としてポリエチレンのパーツが採用されています。とにかくユーザーの事を考えた仕様に「あぁ‥イイ仕事してんなぁ‥」と管理人はため息を漏らすのです。だからタカラのオモチャ大好き。


余談ですが、この玩具シリーズのノウハウは、後の特撮番組「電光超人グリッドマン」に受け継がれていることは間違い無いと思います。足の装着機構なんかは非常に似ています。そしてグリッドマンのアーマー装着システムは、スーパーファイヤーコンボイと似ている‥と管理人は思っています(開発した方も一緒です)
このメタルジャックの玩具があのスーパファイヤーコンボイに影響を与えた‥なんて考えるのも面白いですね。



2 件のコメント:

  1. チャックルベリー2012年4月30日 1:20

    そ・・装着リビドー!!その言葉と一枚目の顔がリンクしてしまいました(笑)。
    91年の作品ですか〜、僕は高校生になっていたので玩具はおろか作品タイトルすら危ういです。

    しかしこの出来の良さには驚きました。装着前のロボットの銃を持った全身のバランスはいかにも当時っぽさを漂わせつつ、装着後にまさかのハの字。これだけでロボット玩具の進化を具現化しているかのようですね。
    しかもロボットの姿が全く変化する点でもただの装着フィギュアとは一線を画していると思いました。
    どことなくトランスフォーマーっぽい雰囲気もいいですね。
    こんな名作があったとは勉強になりました。

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  2. チャックルベリーさんありがとうございます!

    このアイテムは‥最高に男の装着リビドーを満たしてくれます(笑)
    一枚目の写真は、装着の直前にニヤリと笑う瞬間を捉えたもので、なかなかカッコいいです。

    中・高校の頃って大抵の子は玩具離れする頃ですよね。80年代後半〜90年代の玩具って、
    脂が乗りつつも、適度にオモチャ感が残っているから好きですね!

    変形自体は、足のアーマーと上半身が逆さまになるだけなんですけど、印象がかなり変わるので最初触った時は驚きました。ホールド感が絶妙で癖になりますね〜。
    これ以外のキャラは、車や犬や戦闘機がアーマーになりますね。
    このシリーズはどれも出来が良いので、機会があったら是非触ってみて下さい!

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